国宝「信貴山縁起絵巻」、国指定重要文化財「 武将・楠木正成の兜、鎧袖」、平群町指定文化財「菊水の旌旗」ほか、当山の宝物を展示しております。是非ご拝観ください。
「信貴山縁起」は日本の国宝に指定された絵巻物であり、作者不詳ながらも「源氏物語絵巻」、「鳥獣人物戯画」、「伴大納言絵詞」と並ぶ四大絵巻物の1つと称されています。 この絵巻物には信貴山で毘沙門天王を崇めながら修行し、千手院の護摩堂を開壇した命蓮上人(みょうれんしょうにん)の奇跡譚が描かれており、全三巻で構成されます。
托鉢の鉢に米蔵一つを乗せて空を飛ばすまでの、命蓮の法力の強さが描かれます。
病に倒れた醍醐天皇を、加持祈祷の力で癒やす命蓮の活躍が描かれます。
修行から戻らぬ弟の命蓮を案じた姉の尼君が、大仏様に導かれて命蓮との再会を果たし、2人が共に信貴山で修業を続けていく様が描かれます。
・【国指定重要文化財】 武将・楠木正成の兜、鎧袖
・【国指定重要文化財】 後醍醐天皇の皇子・護良親王(もりよししんのう)の喉輪
・【国指定重要文化財】 金銅鉢
・【県指定重要文化財】 兜跋毘沙門天像(とばつびしゃもんてんぞう)
・【県指定重要文化財】 木造舞楽面・石川(せっせん)/退宿徳(たいしょうとく)
・聖徳太子十六歳孝養像
・後醍醐天皇直筆の勅額
・武田信玄の寄進状
その他、信貴山ゆかりの仏像・仏画・仏具が多数展示されております。