剱鎧護法堂

剱鎧護法堂の縁起

往古、毘沙門天王を信ずる者には、八大龍王の上首・難陀竜王(なんだりゅうおう)と人間を災厄から守護する護法・剱鎧童子(けんがいどうじ)が守護をすると言われています。

国宝「信貴山縁起絵巻」中巻「延喜加持之巻(えんぎかじのまき)」で描かれた醍醐天皇の重病、命蓮上人による病気平癒の加持祈祷の物語には剱鎧童子は現れます。命蓮の加持満願の日、童子が天皇の枕元に出現して霊感を授けると、たちまち天皇の病は癒されました。

これにちなんで剱鎧護法を当病平癒の守り本尊として祀り、無病息災、病気全快の霊験あらたかな神として、人々に篤く信仰されています。

剱鎧堂の周りを巡ってお百度を踏み、病気平癒の祈願をします。お唱え「南無剱鎧護法(なむげんがいごーほー)」と唱えて拝みます。

剱鎧堂正面

劍鎧堂中

劍鎧堂通り道