信貴山城

信貴山城址

信貴山城は、平群谷の西を南北に走る生駒山地の南部にそび える標高437mの信貴山・雄嶽を中心とする城跡で、南北約 700m東西約550mの規模があり、奈良県では最大級の規模を 持つ中世城郭です。基本的に土で造られた城郭で、最高所の雄嶽山頂 には小規模ながら天守(高櫓:たかやぐら)が建てられていたと 考えられています。

松永久秀(弾正)屋敷跡

戦国時代の梟雄とも呼ばれる武将「松永久秀」が今日に見られるような城郭にしたと言われていますが、天正5年・1577年に織田信長に攻められ松永氏は滅亡、信貴山城は廃城となり、それ以降は使われた形跡がありません。北側に延びる主屋根には土塁と門のある居館施設があっ たと推測され、古地図などには「松永屋敷」の記述が見えます。

信貴山城址保全研究会

信貴山城や松永久秀の歴史研究 など信貴山城址の保全をすすめており、信貴山に関する研修会や 信貴山城址散策ルートの整備、イベント開催など積極的に取り組ん でいます。